高ニッケル合金・チタン

ALLOY 36(インバー36)

  • 特徴
  • 耐腐食性
  • 主な用途
  • 化学成分
  • 機械的性質
  • 規格
  • 在庫表
  • 丸棒
  • 六角棒
  • ナット・ワッシャー
  • 六角ボルト
  • フランジ
  • 取寄品

特徴

ALLOY36(インバー36)はオーステナイト系の鉄—ニッケル二元合金で、特に膨張係数が低くなっています。炭素およびマンガンの含有量調整、ならびに不純物の制御が重要となります。
キュリー点を下回る温度では強磁性ですが、それより高温では非磁性となります。
低温変形によって熱膨張が抑制されます。
3段時効硬化処理によって選択温度範囲における膨張係数を安定化します。

ALLOY36(インバー36)の特長:
• –250~+200°C(-418~392°F)の温度範囲で熱膨張係数が非常に低い
• 延性と高靱性が良好
• 極低温でも疲労特性および機械的特性が良好

比重8.1

取り扱い(国内・海外取り寄せ品 特殊合金)

相当品 丸棒 パイプ 溶接棒
最小 最大 最小 最大
インバー36 3.18〜152.4 0.38〜152.4 - -

※○・・・在庫サイズ各種あり △・・・在庫サイズ限定 ☆・・・詳細お問合せ下さい
※ASTM、ASME、NACE規格等の各種規格にも対応可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

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耐腐食性

ALLOY36(インバー36)は室温、乾燥雰囲気で耐腐食性を示します。ただし、例えば湿気の多い環境など、不利な条件下では錆の形で腐食が起こる可能性があります。

主な用途

ALLOY36(インバー36)は熱膨張性を最小限に抑える必要のある用途に向けて開発されました。

代表的な用途
  • • 液化ガスの生産、貯蔵および輸送
  • • サーモスタットなど、200°C(392°F)未満の温度を表示および制御する機器
  • • 異種金属を接続するネジ、ボルトのブッシング
  • • バイメタルやサーモスタットでALLOY36を受動素子として使用するもの
  • • ダイアフラムのフレーム
  • • TVのシャドーマスク
  • • 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品製造用の金型
  • • –200°C(-328°F)までの低温で使用する人工衛星および宇宙船の電子制御ユニット用フレーム
  • • レーザー制御装置内の電磁レンズシステムの取付部
  • • 時計の振り子
  • • 自動車用構成部品

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化学成分

  Ni Cr Fe C Mn Si Co P S
min 35.0   bal.            
max 37.0 0.25 0.15 0.60 0.40 0.50 0.025 0.025

※表内の数値は参考基準値で、最小値・最大値を保証するものではありません。詳細につきましては別途お問い合わせ下さい。

熱膨張係数

温度(℃) 10⁻⁶/K
100 0.6〜1.4
200 1.6〜2.5
300 4.4〜5.5
400 7.4〜8.4
500 8.9〜9.7

規格

  材質名 丸棒 パイプ
シームレス 溶接管
ASTM K93600   F1684    
ASME        
JIS -        
DIN/EN 1.3912        

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